茅ヶ崎同盟教会たより 2021年3月
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神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。
コリント人への手紙 第二1章4節
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●神の慰めってどういうものなのでしょう。続く箇所によると神の慰めは「苦難に耐え抜く力」を与えるものだと言われます (1:6)。苦しみを乗り越えることのできる力が神によって与えられるのです。
●コリントの手紙を記したパウロは, 迫害の中で激しい圧迫を向け, 生きる望みを失い, もうダメだと思うほどに苦しみを経験していましたが (1:8-9), 苦しみに耐え抜く力を神からいただくことができました。その慰めの力はどこからきたのでしょう。
●パウロはこう書いています。「気落ちした者を慰めてくださる神は, テトスが来たことで私たちを慰めてくださいました」(7:6)。さらにテトスのことを慰めたコリント教会の人たちの存在によっても慰めを受けたのです (7:7)。神の慰めは, 人を通してもたらされるのです。
●今, あなたのそばで, あなたに寄り添い, 声をかけ, 関わってくれる人がいるでしょうか。神はそういう人を与えてくださるはずです。祈ってくれる人, 心配してくれる人, そばで応援してくれる人がいる。そういう人の存在を通して神は耐え抜く力を与えてくださるのです。
●そしていつか, あなたも苦しむ誰かのために, 神の慰めをもたらす人として用いていただけるのです。祝福がありますように。 牧師 山村諭