茅ヶ崎同盟教会たより   2007年8月
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荒野と砂漠は楽しみ、荒地は喜び、サフランのように
花を咲かせる。盛んに花を咲かせ、喜び喜んで歌う。
         (イザヤ書35章1-2節)
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聖書の舞台であるイスラエル一帯は、雨が少なく「荒野と砂漠」が多い土地です。けれども雨季になると、赤紫色の小さな「サフラン」の花が咲き、荒野を美しく彩ります。イザヤは荒野一面に咲くサフランの花を見て、荒地が喜びの歌を歌っているかのように思いました。そして、神が自分達の上に恵みの雨を注ぎ、神を賛美する喜びに満ち溢れさせて下さる日が必ず来ると信じたのです。

私達の心は、虚しさや孤独を覚えたり傷を負ったりして「荒野や砂漠や荒地」のようになることがあります。けれども、そんな私達の心に、神は慈愛の雨を注いで下さり、心に「花」を咲かせて下さいます。神を賛美して生きる「喜び」を与えて下さるのです。たとえ今が「荒地」のようであったとしても、その日はきっと来るのです。そのことを信じて、希望を抱いて、歩んで行きましょう!

     主の恵みがありますように!
     牧師 熊谷徹(Toru KUMAGAI)