茅ヶ崎同盟教会たより 2008年10月
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こうして彼は立ち上がって、自分の父のもとに行った。
ところが、まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見
つけ、かわいそうに思い、走り寄って彼を抱き、口づけ
した。 (ルカの福音書15章20節)
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これはキリストが語ったご「放蕩息子のたとえ」の一節です。「彼」とあるのが放蕩息子です。彼は父から財産を無心して遠い国へ行き、欲望のままに生きた末に無一文になります。その時彼は、我に返り、父のもとへ帰る決心をします。息子が戻って来た時、父親は、彼の所に走り寄り、抱いて、口づけしました。 画家レンプラントはこの場面を絵に描きました。『放蕩息子の帰郷』という絵です。今、芸術の秋。聖書を題材にした名画に触れてみてはいかがでしょうか。 この讐えの放蕩息子とは神に背を向けて自分勝手な道を歩んでいる私達人間であり、父親とは「天にまします我らの父」である神です。父なる神は、私達が神のもとに立ち返るのを待っておられます。大きな愛をもってあなたの帰る日を待ち望んでおられるのです。 父なる神の恵みがありますように! (牧師・熊谷徹) |