茅ヶ崎同盟教会たより   2009年10月

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競技場で走る人たち‥(中略)‥また、闘技をする者は、あらゆることに自制します。・・(中略)‥私は決勝点がどこかわからないような走り方はしていません。空(クウ)を打つような拳闘もしてはいません。私は自分のからだを打ちたたいて従わせます。
      
      (コリントヘの手紙第一9:24〜27)
 
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今はもう秋。芸術の秋。先月は久米小百合さんをお迎えして「チャぺルコンサート」を開催しました。『異邦人』世代の人もそうでない人も共に、彼女のピアノの弾き語りや詩の朗読を堪能し、素晴らしい至福の時を共有することができました。そしてまた、秋はスポーツの秋でもあります。たまには体を動かして、ここちよい汗を流してみてはいかがでしょう。

上の聖句は、使徒パウロが自分の歩みと使命について省察した言葉です。古代ローマのスポーツ選手たちが汗を流してひたむきに競技に打ち込む姿勢を見た彼は、その姿から、自分の信仰の歩みについて大切な真理を学び取ったのです。彼らアスリートのように、自分も「あらゆることに自制しよう」、そして、ややもすると挫(クジ)けそうになる「自分のからだをうちたたいて」(27節)、神から与えられた使命に邁進(マイシン)しよう、「目標を目指して一心に走り続けよう」と決意を新たにしたのです。
 私達も目標を目指して走り続けたいものですね。
       牧師熊谷徹(Toru KUMAGAI)