======================== 私達が滅びうせなかったは、主の恵みによる。主のあわ れみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。(中略)‥ それゆえ、私は主を待ち望む。 (哀歌3章22〜24節) ======================== 「人間五十年下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり」とは 『敦盛』の一節。五十年と言えば大変に長い年月ですが、 いざ過ぎてしまうと、あっという間のことのように思えます。 上の聖書の言葉は、祖国が戦いに敗れ、破壊され、荒廃 した様子を見た詩人が、落胆と悲嘆の中から、神に目を 向け、主の憐れみを思い、慰めと希望を見出して生きて行 く決意を歌った詩です。 茅ケ崎同盟教会は今年創立50周年を迎えました。ここま で歩んで来ることが出来たのも、この詩人が歌ったように 「主の恵みとあわれみによる」ものでした。そのことを忘れ ずに、これからも、朝ごとに新しい恵みを与えて導いて下 さる主を待ち望みつつ、歩んで行きたいと願っています。 主の恵みとあわれみとが豊かにありますように! 牧師 熊谷徹(Toru KUMAGAI) |