====================== 神のなさることは、すべて時にかなって美しい。 神はまた、人の心に永遠を与えられた。 (伝道者[コヘレト]の書3章11節) ====================== ある霊園で「永遠」と刻まれた美しい墓を見つけま した。我家の墓には「永遠に」という文字が刻まれ ています。「墓は人生の終着地ではない。彼方に は永遠の世界がある」と信じているからです。人は みな「永遠」への憧れを抱きます。それは「神が人 の心に永遠を与えられた」からなのです。 私達の教会では毎年11月第一日曜日を召天者 記念礼拝としています。天に召された人たちを偲 びつつ、永遠への思いを抱いて、永遠なる神を礼 拝するのです。 中世の修道士は「メメント・モリ」と挨拶しました。 「汝、死を忘れるな」という意味です。人は誰も死 ぬのです。けれども死は終わりではありません。死 は永遠の世界への旅立ちの時なのです。そこは、 永遠の神が共におられ、もはや死もなく悲しみ叫 び苦しみもない、至福の世界です。その世界に召 され行く日まで、与えられている地上の人生を精 一杯生きて欲しいと願います。 (牧師熊谷徹) |