茅ヶ崎同盟教会たより 2012年01月


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波がないだので彼らは喜んだ。そして主は、
彼らをその望む港に導かれた。
(詩篇107:30)

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「初日さす硯(スズリ)の海に波もなし」(子規)。元旦礼拝の後、海に行きました。海は静かで波もなく、空気は澄み、鳥達が烏帽子岩の上を舞っていました。

ある日「船に乗って海に出た者」が大嵐に遭遇し「そのたましいは惨めにも溶け去りました」。その恐怖と「苦しみのときに」神に助けを祈り求めると、嵐は静まり「波が凪ぎ」、無事「望む港」に到着できました。その喜びと感謝を歌ったのが上掲の詩です。

私達も予期せぬ嵐に遭遇することがあります。人生という船が嵐にもみくちゃにされ沈没するのではないかという不安に襲われることもありましよう。けれども決して絶望してはいけません。絶望する必要もありません。嵐はいつか静まり、「波が凪いだ」と言える日がきっと来るからです。主がそうして下さるからです。

新しい年が始まりました。新しい船出です。人生という船旅が守られますように!「主があなたをその望む港に導かれ」ますように! (牧師熊谷徹)