茅ヶ崎同盟教会たより 2012年06月


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ゆりの花のことを考えてみなさい。…栄華を窮(キワ)めたソロモンでさえ、このような花のーつほどにも着飾ってはいませんでした。(ルカの福音書12:27)
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教会暦では六月第二日曜日は「花の日」。そこで妻
と隣市の「花菜ガーデン」へ行きました。圧巻は「薔
薇の轍(ワダチ)」というコーナー。約九百品種のバラの
花園です。エビ茶色と黄色と白色が混ざった不思議
なバラを見つけました。その名も「アブラカダブラ」。

キリストはよく自然を題材に人生の真理を語りました。
上の言葉もそうです。ソロモンはイスラエル王国の全
盛期を築いた王です。ソロモンの栄華は遠く外国に
まで鳴り響きました。有名なシェバの女王のソロモン
訪問もその頃の出来事です。

人間が作り上げた栄華や栄光など、野に咲く花の
美しさに比べたら取るに足りないものではないか、と
キリストは言うのです。それなのに人は、虚しい栄華
や儚い栄光を追い求めてあくせくし、争い、思い煩い、
傷つけ合っています。「そんなことをやめて、野の百
合をご覧。空の鳥をご覧。彼らを養いたもう神がおら
れるんだよ。そのお方があなたの父なのだよ」とキリ
ストはおっしやっているのです。  (牧師 熊谷徹)