茅ヶ崎同盟教会たより 2012年08月


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悪を離れ、善を行え。平和を求め、それを追い
求めよ。
(詩篇34:14)

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昨年の広島平和宣言に一人の被爆少女の証言が
盛り込まれました。「私の体は爆風に7メートル吹き
飛ばされ、意識を失った。意識が戻ったとき、辺りは
真っ暗で、音のない静かな世界に、私一人、この世
に取り残されたように思った。・・・顔に手をやると、右
頬はガサガサしていて、左頬はねっとりしていた。・・・
突然、『助けて!』『おかあちゃん助けて!』泣き叫ぶ
たくさん声が聞こえてきた。・・・両手の皮膚がない私
は、もう助けることはできない。・・・『ごめんなさい』・・・」。

戦争は悲惨です。実に愚かな行為です。戦争は恐
るべき罪であり、巨大な「悪」であります。聖書は「悪
を離れ、善を行え」と命じています。戦争という「悪」
を離れ、平和を作るという「善」を行わねばなりませ
ん。「平和を求め、それを追い求めよ」と聖書は告げ
ます。キリストは「平和をつくる者は幸いです。その人
たちは神の子どもと呼ばれるから」(マタイ5:9)とおっ
しゃっています。
今年も「原爆の日」「終戦の日」がやって来ました。
改めて、戦争という悪を離れ、平和を創るために何
ができるのかを考えてみましょう 。 (牧師 熊谷徹)