茅ヶ崎同盟教会たより 2012年10月


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御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。(ガラテヤ書5:22-23)

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猛暑だった夏が過ぎ、実りの季節がやって来ました。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があります。この言葉には文字通りの意味の他に、「有能有徳の士ほど謙遜である」という意味があります。

神は私達が豊かな実を実らせることを願っておられます。上掲の聖書の言葉には、神が結ばせて下さる実が九つ列挙されていますが、原文では「実は」と「です」は単数形です。そこで、九つの実から成る一房の葡萄にたとえたものだろうと推測する人もいます。「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」という九つの実が、バラバラではなく切っても切れない密接なつながりを保って、「御霊の実」という一房の葡萄を構成するのだ、と言うのです。

キリストは言われます;「我は葡萄の樹、汝らは枝なり。人もし我におらば、多くの実を結ぶべし」(ヨハネ15:5)。実りの秋です。私達も、心に「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」という「御霊の実」を実らせたいものです。(牧師熊谷徹)