茅ヶ崎同盟教会たより 2012年11月


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あなたの隣人をしいたげてはならない。(レビ記19:13)
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親が我が子を虐待し時に死へ追いやる子ども虐待、夫が妻に激しい暴力を振るうDV(ドメスティックバイオレンス)、学校でイジメられた生徒が自らの命を絶つという悲劇…。最近、こうした心痛む事件が相次いで起きています。これらに共通しているのは「隣人」に対する「しいたげ」です。

しいたげる」を漢字で書くと「虐げる」となります。虐待の虐という字です。また「虐め」は「いじめ」と読みます。「虐待、いじめ」は「しいたげる」ことに他ならないのです。神は「あなたの隣人をしいたげてはならない」と命じています。「子どもを虐待してはならない。弱い者をいじめてはならない」と命じておられるのです。この命令に反する行為が「しいたげ、虐待、いじめ」です。「しいたげ、虐待」は、虐げられている人に対する罪ですが、それだけでなく、「しいたげてはならない」と命じる神に対する罪なのです。

隣人は「しいたげる」対象ではなく「愛する」対象です。
キリストは言われます;「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」と(マタイ19:19)。  (牧師熊谷徹)