茅ヶ崎同盟教会たより 2012年12月


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初めにことばがあった。・・・ことばは神であった。・・・ことばは人となって私たちの間に住まわれた。・・・この方は恵みとまことに満ちておられた。 (ヨハネ伝1:1,14)
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永遠の「ことば(ロゴス)」であり「すべての人を照らすまことの光」である神の御子が、「人となって私達の間に住まわれた」、それがクリスマスという出来事です。人となられた神の御子は「恵みとまことに満ちた」愛のお方でした。キリストは「恵みとまこと」を私達に与えるためにこの世に来られた神の御子なのです。

永遠のロゴスは、有限な人間の世界の家畜小屋の中で人としての産声をあげました。聖なるロゴスは、石で作られた冷たく硬い飼葉桶の中に寝かされました。それは、罪と死に覆われた人間たちに光をもたらすため、冷たい人の世に愛をもたらすためでした。

象徴的な意味で、あの家畜小屋は罪と死という闇に覆われたこの世であり、冷たく硬い石の飼葉桶は愛を見失った人間の心です。そのような世界に永遠のロゴスがやって来たのです。闇に閉ざされた世界に愛と希望の光を照らし、私達の心を「恵みとまこと」で包むためです。クリスマスはそのことを喜び感謝する日なのです。メリー・クリスマス!   (牧師熊谷徹)