茅ヶ崎同盟教会たより 2013年2月


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望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。(ローマ12:12)
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成人式の日に雪が降った。都会の雪は冷たい。だが振袖姿の乙女達は雪に迷惑しつつも陽気で嬉しそう。頑張れ、頼むぞ、新成人!その日私は電車内に2時間閉じ込められた。乗客は誰も怒らず怒鳴らず電車が動くのを黙々と待ち続けた。日本人は礼節を重んじる忍耐強い民なのだ。

「雪は降りつつある、しかし春は来たりつつある。寒さは強くある、しかし春は来たりつつある…(略)…雪の降るにもかかわらず、寒さの強きにもかかわらず、春は来たりつつある。慰めよ、苦しめる友よ。汝の患難多きにもかかわらず、汝の苦痛強きにもかかわらず、春は、汝にもまた、来たりつつある」(内村鑑三)。

今は冬、寒さは厳しい。しかし春は来たりつつある。患難・試練・苦痛という雪に埋もれつつも春の訪れを待っている人よ、春は、汝にもまた、来たりつつある。そのことを信じて、希望と忍耐を抱いて春を待ち望もう。確かに、春は来たりつつある。
(牧師熊谷徹)