茅ヶ崎同盟教会たより 2013年3月


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感謝の心を持つ人になりなさい。
(コロサイ人への手紙3章15節)
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何かについて考える時、その反対は何かを考えると良いそうである。そこで「感謝」の反対は何かを考えてみよう。感謝の反対は、不平、不満、愚痴、非難、悪口、中傷、エトセトラ…であろう。実際、感謝の心のない人から出て来るのは不平や愚痴や非難めいた言葉ばかりである。「ありがとう」という言葉や「感謝」を表す行動は滅多に出て来ない。

「愛の反対語は無関心です」と言ったのはマザー・テレサである。その彼女が「感謝の反対語は当然という言葉です」と言った。人から何かしてもらっても「それをするのは当然だ」とか「して貰うのが当たり前」と思う時、そこに感謝は生まれない。医者に命を助けられた時、「医者なのだから治して当然だ」と思う人には、助かったことへの感謝も命を助けてくれた医者への感謝も生れない。「当然だ」と思う前に「ありがとう」と思えるようでなければいけない。人として大切なことは感謝の心を持つことである。聖書は告げる;「感謝の心を持つ人になりなさい」と。
(牧師 熊谷徹)