茅ヶ崎同盟教会たより 2013年7月


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主よ。私の願いはすべてあなたの御前にあり、私の嘆きはあなたから隠されていません。
(詩篇38篇9節)
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そこは2千年前のエリコの町、盲人で物乞いのバルテマイは叫び続けた。「ダビデの子よ、私をあわれんでください。」イエスを取り囲む大群衆、その上、彼を黙らせようとする大勢の人々。繰り返し叫ぶ彼の声は群衆の騒ぎと相混じりイエスの耳には聞こえるはずもなかった。しかし、「わたしに何をしてほしいのか」とイエスはやさしく彼に問いかけた。「目が見えるようになることです。」と彼は恐れつつ答えた。「さあ行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」とイエスは言われた。すると彼の目はすぐさま見えるようになった。新約聖書マルコ伝の10章にはこう書かれている。

叫び続けても届かないのではないか。聞こえていないのではないか。否。キリストは私たちの心の叫びを聞かれる。誰にも言えない苦しみも悲しみをも共に負って下さるお方はあなたの声を聞きわけて下さる。そして「わたしに何をしてほしいのか」と言って下さる。あなたもバルテマイのようにキリストに願い求めてみませんか!
(主事 川島正子)