茅ヶ崎同盟教会たより 2013年10月


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野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて
憎み合うのにまさる。
(箴言14 : 17)
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味覚の秋がやって来た。聖書には食べ物に関する記述が沢山ある。上の聖句もその一つ。たとい貧しくても平和で愛のある家庭の方が、豊かでも愛のない冷たい家庭よりも良いということを「野菜を食べて愛し合う」ことと「肥えた牛を食べて憎み合う」ことを対比させて述べている。

「幸せな家庭のあいうえお歌」がある。「あい(愛)し合い、いたわり合って、うき(憂き)時も、えみ(笑み)を忘れず、お互い敬う、家庭を築け」(作者不詳)。この歌や上の聖句のような愛と平和に包まれた家庭を築きたいものである。

妻といがみ合っていた男が愛娘の手帳に上の聖句が書かれているのを見た。娘の心情を察した彼は娘が通っていた教会に通い始めた。ある日彼はキリストが十字架上で「父よ、彼らを赦したまえ」と祈られたことを知り衝撃を受けた。やがてキリストを信じ神を信じた。彼は別人のように変わった。神は愛である。愛は神から来る。神の愛、キリストの愛を知る時、人は新しくされ、愛に生きる者とされるのである。
(牧師  熊谷徹)