茅ヶ崎同盟教会たより 2014年04月


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私達が滅びうせなかったは、主の恵みによる。
主のあわれみは尽きないからだ。 (哀歌3:22)
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「旦那と知り合ったころは新鮮でした。一緒にいるだけで、なんとなく幸せでした。あれから40年。一緒にいるだけで息苦しい今日このごろ。」といった調子で爆笑を誘う綾小路きみまろという漫談家がいる。私達夫婦も先月、「あれから40年」を迎えた。振り返ればまさに波乱万丈の40年であった。開拓伝道をしていた頃は、明日食べるものがなくてどうしようと不安な日々もあった。過労で倒れたことは数知れない。勿論、恵みもたくさんあった。中でも最大の恵みは、三人の子供が健やかに成長してくれたことである。

詩人は、戦いに敗れ破壊され荒廃した祖国を見て悲嘆にくれた。だが彼は神を仰ぎ、主の憐れみを思い、慰めと希望を見出した。そして歌ったのが上の言葉である。この詩人の言葉は、私達夫婦の「あれから40年」の歩みと重なって響いて来る。「私達が滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ」ということを噛み締めながら、ルビー婚式を迎えたのであった。  (牧師熊谷徹)