茅ヶ崎同盟教会たより 2014年07月


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川はみな海に流れ込むが、海は満ちることがない。川は流れ込む所に、また流れる。(伝道者の書1章7節)
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海の日が近づいた。童謡唱歌に「海は広いな大きいな、月がのぼるし日が沈む」という歌がある。作詞者・林柳波は、夕暮れの海に沈む夕陽を見て月も太陽もまるで海に包まれているようだと思ったのかも知れない。そう思わせるほど海は「広いな、大きいな」である。

伝道者(コーヘレス)は、海を眺め、次々と海に流れ込む川の水を見て、海の広さ大きさを思った。どんなに大量無限の「川」の水が「流れ込む」としても、「海は満ちることがない」からである。

海はすべてのものを受け容れる壮大無限な存在である。その広くて大きな海よりも遥かに広く大きいのが神の愛である。「あなたは神の深さを見抜くことができようか。…それは海よりも深い」と聖書は告げる。神の愛の深さ広さを測り得る者はいない。神は、「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した」と言われる。あなたも、海よりも広くて大きな深い神の愛に包まれているのである。(牧師 熊谷徹)