茅ヶ崎同盟教会たより 2014年11月

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天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。(伝道者の書3:1-2)
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自動車の車検期日が近づいた。迷った末に愛車を手放すことにした。北海道へ転勤となった娘婿から「お上がり」として譲り受けた車で、親子2代で17年間も走ってくれた。「お疲れ様、ありがとう」という気持ちで、思い出の愛車に別れを告げた。

すべてのことに別れがある。最も悲しくせつない別れは、「愛車」との別れではなく「愛者」との別れ、愛する者との別れである。そして、愛者との別れの中でも、一番悲しくつらい別れが「死」という別れである。

人はいつか死ぬ。「死ぬのに時がある」と聖書は告げる。その「時」が来たら、人は愛者と別れねばならない。

悲しく辛い別れである。しかしその別れは永遠の別れではない。しばしの別れに過ぎない。何故なら、天国で再会することができるからである。これが、神を信じキリストを信じる者に与えられている希望なのである。
(牧師 熊谷徹)