茅ヶ崎同盟教会たより 2015年2月

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あなたの神、主は、…あなたの、この広大な荒野の旅を見守ってくださった。…主は、この四十年の間あなたとともにおられた。(申命記2章7節)
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三千数百年前、ユダヤ民族はエジプトの奴隷だった。その彼らを率いてエジプトから脱出させたのがモーセである。だがエジプト脱出後の旅は困難を極め、シナイ半島の荒野を四十年もの間さまよい歩くこととなった。上の聖句は、その苦難の旅を振り返るモーセに語りかけた神の言葉である。

43年前、私は会社をやめて神学校に入学した。そして牧師になってから40年が過ぎた。今顧みるとそれは「広大な荒野の旅」のようでもあった。その間ずっと私達夫婦の支えとなった聖書の言葉がある。「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ」(哀歌3:22)という言葉である。今改めて思うのは、「神は私達の荒野の旅を見守って下ざった。主はこの四十年の間、私達とともに居て下さった」ということであり、「主のあわれみは尽きない」ということである。実に感謝な四十年の旅であった。恵みの神に感謝するとともに、祈り支えて下さった方々に心より感謝したい。    (牧師 熊谷徹)