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蟻は力のない種族だが、夏のうちに食糧を確保する。 (箴言30:26)
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イソップ物語の「蟻ときりぎりす」を思い出します。箴言の作者は、箴言30章24-28節で地上の小さな生き物の4つ(蟻、岩だぬき、いなご、やもり)をあげています。その一つが蟻です。蟻は私たちの指先で押しつぶせるほど小さな生き物です。しかし蟻をよく見ると、食料をえるために全身を使いながらよく動き、働きます。蟻は、目の前に食料があっても、自分が勝手に食べるのではなく、冬に備えて巣まで運び蓄えるのです。自分のからだよりも大きい物をも運ぶのです。
これから夏に向かっていろいろと計画を立てている方もいることでしょう。確かに私たちもいざという時のために蓄えが必要です。最近、終活ということばを耳にします。人生の終わりを迎えるにあたってどんな備えをしていますか。聖書は、世の終わりについて、死後のさばきについて繰り返し警告をしています。私たちには、その時がいつ起こるかはわかりません。しかし言えることは、確実にその時が近づいていること、そして必ず来ることです。あなたは、そのためにどのような備えをしていますか。神は聖書とご自身が造られた被造物をもってしても、私たちにご自身の存在と計画を知らせ、備えるべき知恵を授けてくださるのです。牧師 石川新 |
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