茅ヶ崎同盟教会たより 2017年8月
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「主は地の果てまでも戦いをやめさせ、弓をへし折り、
槍を断ち切り、戦車を火で焼かれた。」
                                                  ( 詩篇46:9)

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エリザベスサンダースホームの園長であった沢田美喜さんの書かれたものを見つけました。
 11歳のころ、大磯の別荘で療養していた時、母親から送られてきた仇討ちの本を読んで眠れなかった時、隣の部屋で看護婦が聖書を読むのを聞いた。それは「汝らの仇を愛し、汝らを責むる者のために祈れ。」だった。そしてこの夜のことを「神様は日本の物語をお読ませになった夜、聖句を私の耳に送られ、私にーつの道を選ばされました。」と。そして大人のはじめた戦争のために苦しまなければならなかった1500人以上の孤児たちを30年間神様の守りの中で育てた。自身の三男も戦死し、アメリカに養子に行った子供の中で幾人かがベトナムで尊い命を失った。沢田さんは上記の聖書のことばを毎朝祈りの中で心の底で繰り返した。「多くの天災は人の手をもって防ぐことはできません。けれども戦争だけは、人の力で、ある程度は止めることができるように思われます。」と記す。まもなく終戦記念日がやってくる。「地の果てまでも戦いをやめさせ給う神」の力が世界を覆ってくださるように。世界の平和の為に祈りの手を挙げ続けよう。                      伝道師 川島正子