=========================
「いと高き所で、栄光が神にあるように。
地の上で、平和が、みこころにかなう人々にあるように。」
新約聖書
ルカ 2:14
=========================
今年の聖歌隊の合唱は「羊は眠れり」という曲です。「羊は眠れり 草の床に 冴え行く冬の夜霜も見えつ」[真昼に劣らぬ 奇しき光 み空の彼方に 照り輝く」「救いをもたらす 神の御子の 生まれし喜び 告ぐる星か」そして天使たちは上記のように歌いました。讃美歌の歌詞と曲が御子の生まれた夜、ルカ2章8~14に記してある情景を目の前に映じ出してくれます。この讃美歌は日本人の作曲した讃美歌の中でも国際的に有名になった珍しい曲だそうです。作曲した鳥居忠五郎は牧師の息子で、幼い頃、親戚に預けられ、下男のように扱われましたが、一言も不平を言わず黙って耐え、当時唯一の楽しみは教会で讃美歌を歌う事だったそうです。(大塚野百合著:「讃美歌・聖歌ものがたり」から)後に教会のオルガニストそして音楽家となり、音楽の教科書「たのしいおんがく」の著作もあります。鳥居少年の心に刻まれた讃美歌の数々がこのクリスマスの美しい曲となりました。この讃美歌を歌いながら2千年前のあの夜に思いを馳せてみませんか。
伝道師 川島正子
|
|