茅ヶ崎同盟教会たより 2018年07月
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「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、
成長させたのは神です。」

         
            
Ⅰコリント3章6節
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 教会の庭先でナスとトマトを育てています。夫婦で苗を
買いに行きましたが,植えたのは妻です。最初は地植えに
しましたが,他の植物の影響か思うように生長しなかった
ので,プランターに植え替えました。植え替えたのも妻で
す。そのうち元気に生長しはじめたので,添え木をたてて
支えました。これをしたのも妻でした。
 水をあげるのは僕の役割というわけでもなく,気付いた
時に,朝に夕に水をあげるのだけれども,すでに誰かが水
をあげていて,僕の出番はないということもしばしば。知
らないうちにどなたかが肥料を入れてくださったり。ほぼ
日課にしているのは,生長の様子を確認すること。一晩寝
るとあっという間に大きく実り,色づき,収穫を待つばか
りになっています。役に立たない僕でも生長を楽しみに,
出来うるかぎりのことをしているつもりです。
 冒頭の聖書の言葉は,信仰者の成長について語っていま
す。植える人,水を注ぐ人がいますが,成長させてくださ
るのは神であると教えています。大きく育って,成熟する
ために,水も,手入れも必要です。子どもの成長のために
親は最善を尽くしますが,何もできないこと,お任せしな
ければならないこともあります。でも「成長させてくださ
る神」がおられるならば安心です。ちょっと肩の力を抜い
て,神さまに期待しながら,自分の最善を尽くすことがで
きれば幸いです。
牧師 山村 諭