茅ヶ崎同盟教会たより 2020年7月
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イエスは答えられた。「わたしは,あなたがたに
言います。もしこの人たちが黙れば,石が叫びま
す。」
新約聖書 ルカ 19 章 40 節
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● 十字架にかかる前のイエスは,ロバの子に乗ってエルサレムに入城しました。 それはイエスが王として都に入ることを象徴する出来事でした。 大勢の弟子たちが,大歓声を上げてイエスを迎えました。
●「祝福あれ, 主の御名によって来られる方, 王に」
と弟子たちはイエスを賛美して迎えたのです。 これを聞いたパリサイ人たちは, イエスに苦情を言いました。「先生,あなたの弟子たちを叱ってくださ い」と 。「賛美を止めさせなさい」というクレームです。ローマ皇帝の支配下にあるユダヤ人が熱狂的に王を迎えるなんて危険だと警戒したのでしょう。
● このクレームに対してイエスは「もしこの人たちが黙れば, 石が叫びます」と答えました。賛美を奪うことはできないのです。 弟子たちの口から賛美を取り上げても,庭に転がる石ころが歌い出します。7 月の教会の庭には「アガパンサス(神の愛の花 )」が咲きこぼれて神の愛を歌っています。
● コロナ禍の今, 礼拝では思いっきり賛美歌を歌うことができません。 聖歌隊もハンドベルの活動も思い通りにできません。でも教会から賛美が絶えることはありません。神が造られた世界が神を讃えています。困難や悲惨の中でも 失われない賛美の心があれば,忍耐して乗り越えることもできます。キリストがもたらす賛美は, 私たちを勇気づけます 。
祝福がありますように。 牧師 山村諭