茅ヶ崎同盟教会たより 2020年10月
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わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。 ヨハネの福音書14:27
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聖書の考古学の授業で「破壁槌」について教えていただきました。 Battering Ramと呼ばれる、城壁くずし(新改訳)で丸太の先に雄羊の顔が付いていてそれを垂直にぶつけることにより、城壁を破壊する兵器です。約2700年前、アッシリアが南ユダ王国を攻撃する際に、また新約の時代ローマ軍にも使われ、破壊された無残な破れ口の写真を見ることができました。
 エゼキエル書22:30に次のようなみことばがあります「この地を滅ぼすことがないように、わたしは、この地のために、わたしの前に石垣を築き、破れ口に立つ者を彼らの間に探し求めたが、見つからなかった。」結果、南ユダ王国は神様の激しい憤りの審きを受けることになりました。「破れ口に立つ者」(stand in the gap)とは神様と人との間に立ちとりなしをする人です。モーセもイスラエルの民が背信の罪を犯した時、神様にとりなし、神さまの怒りを静めました。イエス様こそ十字架の死によって人類の破れ口を修復してくださったお方です。東京基督教大学では現在「破れ口にキリストの平和を」が大学改革のコンセプトになっているそうです。今この不安な時代だからこそ、力強く救いの喜びと平安を証しし福音をお伝えすることができますように。
       伝道師 川島正子