コロナ禍の中で、中止を求める多くの声がありましたが、オリンピックが始まりました。感染拡大や医療の逼迫が心配の中にありますが、連日、アスリートたちの姿には感動を覚えさせられます。
アスリートたちはこのオリンピックを目指して5年間自国開催の重圧に耐えながら死闘ともいえる練習を積み重ね、万全の状態で挑んだことでしょう。しかし、メダルを獲得できた人、結果の出せなかった人、悲喜こもごもで、見ている私たちの涙を誘います。しかし、どなたも楽しかった。やり切ったという満足の笑顔も見せてくれています。
パウロはダマスコ途上でキリストから召命を受けて後、異邦人伝道に命を捧げました。その有様は上記のみことばが示すようにひたすら「前のものに向かって身をのばし」走り続け、ついには殉教の死を迎えましたが、彼は「神が召してくださるという賞」を得たと思うのです。
私たちもそれぞれの人生山あり谷ありのコースを歩んでいます。しかし、私たちにはイエス・キリストという伴走者がおられ、常に支えてくださっていることを覚え前のものに向かって進んでまいりましょう。
伝道師 川島正子