Nature Cancer
 
 
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2020年1月号 Cover Story
がんの複雑性を理解する
創刊号では、がんの複雑性に焦点を当て、がんの進化、不均一性、集団固有の格差に関する論文を特集します。これらの論文は、がんドライバーや転移開始細胞の起源を明らかにしており、腫瘍を免疫チェックポイント阻害に対する感受性を高める研究、奏効予測因子を改善する研究、三重特異性抗体による治療を考案した研究は、免疫療法の多様な側面を浮き彫りにします。
See Editorial

Image: concept by Lucia Morgado-Palacin. Cover Design: Allen Beattie.
 
 
今月号の目次
Editorial | 13 January 2020
がんへの世界的な挑戦
Comment | 13 January 2020
腫瘍内不均一性は疾病の臨床経過を反映する
Christine A. Iacobuzio-Donahue, Kevin Litchfield & Charles Swanton
Q&A | 13 January 2020
NCIでのがん研究の未来を構想する
Alexia-Ileana Zaromytidou
Viewpoint | 13 January 2020
がん研究における次の10年のロードマップ
René Bernards, Elizabeth Jaffee, Johanna A. Joyce, Scott W. Lowe, Elaine R. Mardis et al.
News & Views | 13 January 2020
がん免疫回避の標的としてのPAK4
Thomas F. Gajewski & Jessica Fessler
News & Views | 13 January 2020
L1CAMは再生と転移を結びつける
Gloria Pascual & Salvador A. Benitah
Cancer in Translation | 13 January 2020
KRAS阻害剤の明るい未来
Dafna Bar-Sagi, Erik H. Knelson & Lecia V. Sequist
Article | 13 January 2020
L1CAMは大腸がんにおける転移開始細胞の再生関連起源を特徴付ける
L1CAM陽性の細胞集団によって、上皮完全性の喪失後に腸組織の再生が促され、大腸がんでの転移開始と化学療法抵抗性が仲介されることが明らかになった。
Karuna Ganesh, Harihar Basnet, Yasemin Kaygusuz, Ashley M. Laughney, Lan He et al.
Article | 9 December 2019
PAK4の阻害はPD-1遮断免疫療法を改善する
A Ribasたちは、PAK4を阻害すると、Wnt経路活性が低下してT細胞の腫瘍浸潤が増加するために、抗PD-1免疫療法への応答が改善されることを報告している。
Gabriel Abril-Rodriguez, Davis Y. Torrejon, Wei Liu, Jesse M. Zaretsky, Theodore S. Nowicki et al.
Article | 13 January 2020
膵管腺がんにおける転写不均一性と扁平上皮特性を一元化するパラダイム
C Iacobuzio-Donahueたちは、トランスクリプトーム、組織学、変異データを用いて、膵管腺がん(PDAC)の扁平上皮の特性を解析し、PDACの不均一性と進化に関する理解をさらに深めた。
Akimasa Hayashi, Jun Fan, Ruoyao Chen, Yu-jui Ho, Alvin P. Makohon-Moore et al.
Article | 13 January 2020
短期間の飢餓はIGF-1レベルを低下させ、肺腫瘍をPD-1免疫チェックポイント阻害に対して感受性にする
短期間の飢餓には抗PD-1阻害との相乗作用があり、肺腫瘍の増殖と転移を低下させることを、D Ajonaたちが報告している。この抗腫瘍効果は、血漿中のIGF-1レベルと腫瘍細胞上のIGF-1Rの減少を介して起こる。
Daniel Ajona, Sergio Ortiz-Espinosa, Teresa Lozano, Francisco Exposito, Alfonso Calvo et al.
Article | 18 November 2019
三重特異性抗体はT細胞受容体を共刺激して腫瘍指向性T細胞の治療奏効性を高める
CD38、CD3およびCD28を認識し、T細胞の活性化と共シグナル伝達を誘導する三重特異性抗体を、L Wuたちが開発した。彼らはマウスや非ヒト霊長類において、これらの抗体は複数の標的へ関与することで、腫瘍細胞に対する強化された殺傷力を持つことを示している。
Lan Wu, Edward Seung, Ling Xu, Ercole Rao, Dana M. Lord et al.
Article | 13 January 2020
多様なゲノム特性は非小細胞性肺がんでの免疫チェックポイント阻害の転帰を予測する
V Anagnostouたちは、免疫チェックポイント阻害に対する改良された奏効予測因子について示している。この因子は、腫瘍純度を補正するための腫瘍変異量の推定、RTKゲノム変異、喫煙に関連した変異シグネチャー、HLAの状態を統合したものである。
Valsamo Anagnostou, Noushin Niknafs, Kristen Marrone, Daniel C. Bruhm, James R. White et al.
Article | 13 January 2020
アフリカ系アメリカ人ではヨーロッパ系アメリカ人に比べて腫瘍における相同組換え欠損が多い
B Ryanたちは、アフリカ系アメリカ人とヨーロッパ系アメリカ人の腫瘍のゲノム特性を解析し、相同組換えの欠損がアフリカ系アメリカ人でより多く見られることを見出した。
Sanju Sinha, Khadijah A. Mitchell, Adriana Zingone, Elise Bowman, Neelam Sinha et al.
Analysis | 2 December 2019
ユビキチンタンパク質分解系の変化の体系的解析から、この系ががんのドライバー変異に関与することが明らかになった
F Martínez-Jiménezたちは、ユビキチン–プロテアソーム系の破壊が、がんにどのように影響を及ぼすかを報告している。ドライバー変異の10%以上が、E3リガーゼ群やそれらの標的をはじめとした、ユビキチンを介するタンパク質分解に関連した遺伝子の変化を含むと、彼らは推定している。
Francisco Martínez-Jiménez, Ferran Muiños, Erika López-Arribillaga, Nuria Lopez-Bigas & Abel Gonzalez-Perez
   
 
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