ゴープロ 9 編集とは?
アクションカメラの象徴ともいえるGoPro HERO9は、圧倒的な5K動画撮影と2000万画素の静止画性能を誇る強力なアイテムです。しかし、本当の実力を発揮するためには「撮影して終わり」ではなく、しっかりとしたポストプロダクションが必要不可欠です。「ゴープロ 9 編集」とは、ただ単に映像の不要な部分を切り落とすことを指すのではなく、GoPro固有の映像魅力を最大化するための色彩補正、テンポの良いカット編集、さらには専用アプリを活用したワンストップの制作フローのことを指します。プロレベルの映像クリエイターから日常の思い出を残す家族まで、誰もが最高のシネマティックコンテンツを作成するための準備を整える知識が必要です。
GoPro編集のための必須ツールとアプリ
編集工程に入る前に、適切なソフトウェアやハードウェアのチョイスが作業効率を大きく左右します。クイック編集を中心に行い、SNSにすぐに共有することを重視するなら、GoProが公式として提供する「Quik」モバイルアプリが圧倒的な手軽さです。複雑な設定なく、自動的にテンポに合わせたカットやトランジションを付与します。一方、パソコン上で本格的に長時間のコンテンツを加工したい場合は、プロ用のノンリニア編集ソフトADBE Premiere Proや、無料で非常に高性能なDaVinci Resolveが相性抜群です。DaVinci Resolveは特にカラーグレーディング機能が業界トップレベルであるため、GoProの鮮やかなプレシスインパクト映像を自分の好みのトーンに仕上げるのには最適です。
GoPro 9ならではの注意点と撮影時のリテイク軽減
GoProの編集はデータ容量と処理負荷が常に壁となります。HERO9の5Kや高ビットレート撮影は美しい代わりに、一般的なスペックのパソコンではコマ落ちを引き起こしがちです。これを回避するには、メモリの空き容量を確保し、編集ソフトのプロキシ編集機能を活用することが重要です。また、撮影時にハイパースムーズなどの強力な手ブレ補正をオンにすると、画角のクロップが発生してしまいます。編集と撮影はセットであるため、あらかじめ最終的な画角や編集のしやすさを考慮して撮影を行っておくことで、後工程でのリテイクや意図しないズレを劇的に減らすことができます。
![[2021年版] GoProの選び方!4つの現行機種を比較しておすすめモデルを紹介 - Rentio PRESS[レンティオプレス]](https://cdn.rentio.jp/matome/uploads/2018/06/IMG_3916.jpg)
基本の編集ワークフロー:インポートから書き出しまで
一見難しそうな映像も、工程を明確に分けて整理することでスムーズに仕上げることができます。最初のステップとして、撮影済みのカードデータをパソコンに正確に移行するインポート作業を行います。この時、フォルダ構造を日付などで整理しておくと後々の検索性が向上します。続いてクリップの選定、レビューを行い使えない映像をカットします。そこからタイムラインへのラフ付けを行い、テンポを意識してカットと切り替えを整えます。最後にGoProならではの色彩の調整や、ジェットコースターやダイナミックなシーンをさらに印象づけるトランジションを適用し、書き出しの段階ではアップロード先のSNSに最適な解像度とフレームレートを設定して書き出すことで完了となります。
こだわりの映像を生むカラーグレーディングのコツ
映像の世界観を決定づける最大の要素が色彩補正です。GoProの映像はSNS映えしやすいように、初期状態である程度コントラストと彩度が高く調整されています。あえてそのまま出すのも良いですが、映像編集ソフトでカーブツールや新たなLUTを適用してさらに階調を引き出すのは極めて効果的です。例えば、空の青を強調しつつ肌色を自然に保つバランスや、ネオン輝く夜景空間を強調したストリート映像のトーン補正は、映像のクオリティを一段階引き上げます。LUTを適用するだけでは不自然に見えることも多いため、掛け具合を調整しながら微調整を重ねることが重要となります。
クオリティを飛躍させるGoProならではの工夫
GoProの強みは、POVをはじめとするユーザーの視点そのものを映し出せることです。ダイナマイジングな画面の動きは、ビート感のある音楽と同期させることで、まるでアトラクションに乗っているなどの臨場感を生み出せます。またタイムラプスの処理を駆使し、長時間のアクションを一瞬に凝縮して見せるのも効果的です。自転車の走行や、スキー、スノーボードなど、行動の制約が多く普通手の込んだ映像撮影が難しいアウトドアシーンにおいては、映像内の被写体景深を強調するために、背景に少しだけばかりのぼかしのフィルターをかけることで、より見応えのある映像になります。一見スマホ撮影と大きく変わらない映像に感じる前後に、これらの編集術を駆使するだけで動画としての魅力的な仕上がりが期待できます。
