「寝違え」は、睡眠中の姿勢の歪みなどが原因で、首や肩などに痛みや動きづらさが生じる症状のことです。医学的には「急性 疼痛性頸部拘縮」と呼ばれています。
「寝違えた!」は国民的フレーズと言っても過言ではないかもしれません。
寝違えになると、起床時や姿勢変換時に激痛が走ることが多く、首が回らなくなるほどの激しい痛みを訴える人もいます。
この記事を書く際に参考にしたサイト
下板橋駅徒歩5分 セラピア整骨院・整体院【下板橋店】
寝違えの原因
寝違えの主な原因は以下の通りです。
- 睡眠中の長時間の不自然な姿勢持続
- 枕の高さの不適切さ
- 過度の運動や労働による筋肉の疲労
- 肩こりや猫背など姿勢の日常的な悪さ
- ストレス
睡眠中に長時間ある姿勢を保つことで、首や肩の筋肉や靭帯に負担がかかり、炎症を起こして痛みが出るのです。
また、枕が高すぎたり低すぎたりすると、頸椎の曲線を保てず痛みの原因となります。疲労やストレスも筋肉の緊張を引き起こしやすくなっています。
| 寝違えの原因 | 解説 |
|---|---|
| 不適切な睡眠姿勢 | 同じ姿勢を長時間保つ |
| 枕の高さの不適切さ | 頸椎の曲線を保てない |
| 疲労 | 筋肉の緊張を引き起こす |
| ストレス | 筋肉の緊張を引き起こす |
| 肩こりや猫背 | 日常的な姿勢の悪さ |
寝具の硬さや寝室の温度、湿度も影響しています。
寝違えの症状
寝違えの主な症状は以下の通りです。
- 起床時の首や肩の激痛
- 首の動きづらさ
- 頭痛
- 肩こりの悪化
- 上肢のしびれ
痛みは首の周囲や肩、頸椎付近に出現することが多く、姿勢の変化で一気に増強する場合があります。また長時間痛みが続くと、頭痛や吐き気などを伴うこともあります。
軽度の寝違えなら数日で自然に治ることが多いのですが、激しい痛みが長期間続く場合は要注意です。
寝違えの対処法
寝違えになった場合の対処法は以下の通りです。
- 患部の安静・冷却
- 湿布や痛み止め薬での鎮痛
- 温熱療法を取り入れる
- 徐々にストレッチを行う
寝違えた時は、安静にすることが大切です。
まずはできるだけ患部を安静にしましょう。柔らかい枕を当てて患部を支え、体の歪みを防ぐことも大切です。
冷却には氷嚢や冷却湿布を使用し、熱いお湯を使った温熱療法も体質に合わせてケアします。鎮痛効果のある湿布や痛み止め薬を内服することで痛みの緩和を図ることもできます。
鎮静が進むと、徐々に患部のストレッチを行っても 良いでしょう。
寝違えを予防するには
ひどい寝違えは、日常生活に支障をきたします。
寝違えは誰にでも起こりうる症状なので、過度に心配する必要はありません。しかし激しい痛みは日常生活の支障となるため、以下の点に注意することで予防に努めましょう。
| 寝違えの予防法 | 備考 |
|---|---|
| 自分に合った枕の使用 | 頸椎の曲線を保つ高さが大切 |
| 就寝前の入浴 | 体温上昇で筋肉をほぐす |
| 姿勢改善運動 | 筋肉のコリをほぐす |
| 適度な運動と休養 | 筋肉の疲労回復が大切 |
枕の高さは頸椎の自然な曲線を崩さないことが大切です。高齢者は若干高めの枕を使用することも 良いでしょう。
就寝前に体温を上げる入浴を行うことで、筋肉の緊張をほぐし痛みを防ぐ効果が期待できます。
日頃からストレッチやヨガといった姿勢改善運動を行うことも効果的です。 上半身の筋肉や関節の柔軟性を高めることができます。
また、運動不足は体力の低下を招きます。適度な運動と睡眠、休養を取ることが大切です。
マッサージや発汗はNG?
寝違えた直後は首や肩の周囲に炎症が生じているため、痛みを増長させる可能性のあるケアは避けた方が良いでしょう。
- マッサージ:悪化させる可能性がある
- 発汗、サウナ:禁忌
- 温熱療法:患部が冷え切った後に適用
しかし、痛みがある程度軽快してからのマッサージは効果的です。炎症がひどい場合はマッサージ良くないですが、慢性化している人のケアとして取り入れることも多いのです。
寝違えを繰り返さないために
寝違えを繰り返さないためには、前述の予防法に加えて日頃から首や肩のケアを心がけることが大切です。
- 適度な運動とストレッチ
- 姿勢改善の習慣づけ
- ストレス解消の工夫
体を動かす機会が減っている人は特に意識する必要がありそうです。在宅勤務が増えた最近は「デスクワーク」が原因で寝違えを繰り返す人も多いようです。
また、スマホやパソコン作業の際は姿勢に気を付け、ストレートネックや後頭部の痛みが出ないよう肩の力みをほぐす習慣をつけましょう。
ストレスも筋肉の緊張を招き寝違えの誘因となる
可能性があります。睡眠の質を高め、日中の疲労回復に努めることが大切です。
おすすめグッズ
寝違え対策として効果的なアイテムをご紹介します。
| おすすめグッズ | 効能 |
|---|---|
| 枕 | 頸椎を正しく支える |
| 羊毛枕 | 保温・保湿で痛み和らぐ |
| 枕カバー | 枕の表面を快適に |
| 湿布 | 痛み・炎症を和らげる |
| サポーター | 支えることで安静できる |
| ロール式ストレッチャー | 姿勢改善に |
| マッサージボール | 筋肉のコリをほぐす |
寝違え専用枕や羊毛枕は症状を和らげる効果が期待できます。冷え性の人には保温性・保湿性を兼ね備えた羊毛製品がおすすめです。
枕カバーを好みのものと交換するだけでも睡眠の質が高まることがあるでしょう。マッサージボールやロール式ストレッチャーも毎日のセルフケアに取り入れるとより効果的です。
病院の受診が必要な場合
しかし、まれに深刻な病気が隠れている場合もあるので、長期間続く痛みやしびれがある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
寝違えはほとんどが自然に治る症状ですが、重症化している可能性もあります。以下のような症状がある場合は早めに病院を受診しましょう。
- 激しい痛みが長期間続く
- しびれや麻痺がある
- 高熱や吐き気など全身症状がある
- 首が全く動かない
- 年齢が高めで加齢も原因かも
また体重がある、全身病気を抱えているなど生活習慣病の症状が見られる場合も要注意です。脳梗塞や脊柱管狭窄など重大な病気が隠れている可能性もまれにあります。
整形外科や脳神経内科などの専門医の診断を仰ぐことが大切です。
おわりに
寝違えは一見軽い症状のようでしたが、原因や対処法など注意するべき点もたくさんあることがわかりました。
特に睡眠中の姿勢が重要で、枕を含めた寝具選びと肩や首の日頃からのストレッチがカギとなりそうです。
安静と温熱療法で一旦 痛みを抑えつつ、運動不足の改善やストレスケアも忘れずに行うことが大切だと思います。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
